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鉄甲機ミカヅキ

1 :名無しさん :2006/05/18(木) 23:05 ID:M9dqQfQY
ほれ雨宮作品だぞ語れや。

2 :名無しさん :2006/05/28(日) 11:51 ID:wDt0FmXA
井上脚本が作品をダメにしたw

3 :名無しさん :2008/12/31(水) 18:31 ID:HI6EAsho


  清められし秋
               

 ちからづよく、こうして年は終わる
 金色の葡萄と園の稔りをともなって。
 あたりの森はふかしぎにおし黙り
 孤独な者の伴侶となる。

 そのとき農夫は言う――これでよし。
 おまえら晩鐘はながくしずかに
 ひびき終えてなお、はれやかな気持ちを与え
 飛びゆく鳥の列があいさつをよこす。

 これは愛のおだやかな季節(とき)。
 青い流れを小舟でくだりゆけば
 なんと美しくかたちにかたちが並び
 すべては安らぎと沈黙のうちに沈みゆく。

4 :名無しさん :2009/01/01(木) 00:00 ID:6FP/UYqs
       Dover Beach

今夜の海は実に静かだ。
潮が満ち、月が煌々と海峡を照らしている。
フランスの海岸では、燈火がが明滅しており、イングランドの巨大な断崖は白く輝き、
穏やかな湾内を見下ろし、佇立している。
君も、窓際にきて、この爽やかな夜風に当るといい。
海原が月光の下に白く浮かび上がった陸地と接し、飛沫が延々と続いている、ほら、あの辺りから、
小石の擦れ合うざわめきが聞えてこないかい?
あの音は、波が引くとき運び去り、打ちよせては岸辺の奥へと、運んでくる小石の奏でる音だ、――そうだ、あれは。
ゆるやかに篩えるような音響を響かせながら、大きくなっては静まり、静まっては大きくなり、――永劫にやむことの無い、
悲しみの調べを奏でているのだ。

かつては、信仰が、いや信仰の海が、この海原と同じように、漫々と水を湛え
きらめく帯の襞さながらに、地球の岸辺をくまなく取り囲んでいた。
だが、私が今耳にしているのは、ただ、その海の愁いをおび、陰にこもった長い唸り声に過ぎない、――
それは、夜風の息吹きとまざり合い、この世界の荒涼無残な極限の彼方へ、――裸の小石が
空しく群がっているあたりへと、流れていく声なのだ。

ああ、君、せめてわれわれだけでも、
お互いに忠実であろうではないか!なぜなら
多彩で流麗で溌剌たる夢を孕むもののように、
われわれの眼前に横たわっているこの世界も、
その実は、喜びもなく、愛もなく、光もなく、
確かさもなく、平和もなく、苦痛を癒す力も無い世界なのだ。
われわれは、今、夜陰に乗じて衝突する無知の軍勢が上げる、
闘争と壊走の阿鼻叫喚の声に呑まれ、なすすべもなく、
暮れなずむ荒野に佇んでいるのだ・・・。

5 :名無しさん :2009/04/24(金) 23:03 ID:UOj8vr7A


        L'Astre roung   

               天空の深遠には、サヒールなる大きく
               赤き星あらむ。  アベン=エズラ師
               
 死んだ「諸大陸」にかぶさる昏睡状態の大波、
 そこに一世界の臨終の戦慄が走ったその大波が、
 沈黙と無辺の広がりのうちに、膨れ上がる。
 そして赤いサヒールは、悲劇の夜々の奥底から、
 ひとり燃え上がり、血に染まる眼差しをその波に投げる。

 むきだしの孤独の、はてしない空間を通して、
 この、無気力で、鈍重で、空虚で、虚無さながらの深遠、
 サヒール、無上の証人、海をいっそうどんよりさせ
 天をいっそう暗くする陰性の太陽が、
 万物の睡りを、血みどろな眼で、いとしげに眺めている。

 天才、愛情。苦痛、絶望、憎悪、羨望も、
 人が夢みるもの、人が崇めるもの、人をだますものも、
 「天」も「地」も、往古の「瞬間」に属するものは、もう何もない。
 「人間」と「生命」の忘れられた夢の上で
 サヒールの赤い「眼」は永遠に血を流す。

6 :名無しさん :2009/04/27(月) 10:35 ID:3jPmP2GY
悲しいけど2CHアク禁なのよね〜
何故か長期の休日前になると迷惑行為が発生してアク禁w
GWは3年連続かなwとか2年前は正月休みもw

不思議ーw

7 :名無しさん :2009/04/28(火) 15:45 ID:6rh0JKdc
Eines Menschen Leben・・・・・・

人の一生が何ほどのことがあろうか?しかも幾千の人が、
人が何をしたの、どうしたのと、あげつらう。
詩はさらに片々たるものなのに、しかも幾千の人に味わわれ、
非難される。友よ、ただ生きよ、ただ歌い続けよ!

8 :名無しさん :2009/04/28(火) 16:46 ID:6rh0JKdc
時間の法則が乱れた

9 :名無しさん :2009/06/17(水) 01:27 ID:1NznBeF.
過疎ってる

10 :名無しさん :2009/06/17(水) 01:28 ID:1NznBeF.
ttp://lyze.jp/amexrain/
ttp://sekaiha.8.tool.ms/
ttp://60.xmbs.jp/renren/
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=unimo&id=1
ttp://m-pe.tv/u/?1000000000ie
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=pinkysheep&id=21
ttp://id38.fm-p.jp/12/rosehanny/
ttp://hp.kutikomi.net/soranouta/

11 :一週間以上もアク禁だ・・・ :2009/07/02(木) 04:51 ID:4cLVUzpk
Stanzas for Music  音楽に寄せて   

「美」の娘らの中にあっても
おまえのように奇しき力を持つものは無いであろう
そのうるわしい声は私の耳に
さながらに海波に流れる音楽であり
その時、音に魅せられた大洋は鳴りをひそめ
浪はしずまりきらめきわたり
風は凪ぎ、夢みながらまどろむ。

真夜中の月かげは
きらびやかな鎖を海の上に織りなし
その海の胸はやさしく波だち
おさな児の眠りのようである
天地の精はきておまえの前にひざまずき
あなたの声に耳をかたむけ、おまえを讃える
夏の日の海のうねりのように
おだやかに、しかしあふれてくる想いをもって。

12 :名無しさん :2009/11/07(土) 06:37 ID:qzFkXyMo
おいおい

まだアク禁だよ

運営のバックが色々あるとはいえな〜w

13 :名無しさん :2009/11/07(土) 06:38 ID:qzFkXyMo

  
   時は身をかたむけて     


 
 時は身をかたむけて、わたしにふれる、
 あかるい金属のひびきをたてて。
 感官はふるえる、わたしは自分の可能性を感じ――
 そして造形の昼をつかむ。

 わたしが観るまでは、何ひとつ完成していなかった、
 あらゆる生成がしずかに停まっていた。
 いまこそわたしの眼差しは熟し、そのひとつひとつに
 望むものがくる、花嫁のように。

 わたしにとって小さすぎるものはなく、しかもわたしはそれらを愛し、

 金地のうえに大きく描く、
 そしてたかだかとささげ、そうしてそれが
 だれのたましいを解き放つのかを知らない・・・・

14 :名無しさん :2009/12/05(土) 02:46 ID:TE2zJ8c6
何故か2Chで公開プロクシー扱いw
システムに都合の悪いこと書き込みそうだから?w

15 :名無しさん :2009/12/27(日) 02:30 ID:ETyG1dyI

  清められし秋
               

 ちからづよく、こうして年は終わる
 金色の葡萄と園の稔りをともなって。
 あたりの森はふかしぎにおし黙り
 孤独な者の伴侶となる。

 そのとき農夫は言う――これでよし。
 おまえら晩鐘はながくしずかに
 ひびき終えてなお、はれやかな気持ちを与え
 飛びゆく鳥の列があいさつをよこす。

 これは愛のおだやかな季節(とき)。
 青い流れを小舟でくだりゆけば
 なんと美しくかたちにかたちが並び
 すべては安らぎと沈黙のうちに沈みゆく。

16 :名無しさん :2009/12/27(日) 02:31 ID:ETyG1dyI
またアク禁かよ
冬休は毎回だなw

17 :King of Pop :2009/12/31(木) 15:10 ID:ZBEDeaPE


 喜びをもって


喜びをもって……
  
ただひたすらに感情を爆発させようとする、
  燃え上がり、陶然としている一連の人々……

喜びをもって……

  わたしたちの内部に貯えられたエネルギーはすべて、
  この歓呼、歌、ステップで使い果たされる――

  周りで見物している人にとっては、この踊りは無秩序な叫び、
  足踏みとしかみえないかもしれない。

  しかしわたしたちにとっては、これはわたしたちの生活、
  わたしたちの願いのシンボルなのだ――

  《 あらゆる領域で自由を! 》

  そして、始めはゆるやかに揺れ――ぶらり、ぶらり――
  突然、踊りは解き放たれ、嵐のようにすべてをひっさらっていく……

  わたしたちはみんないっしょに笑い、歌い、歓声をあげる――
  そして踊りに踊る――息が絶えてしまいそう……

  ようやく、このもつれ合いは解きほぐれる。わたしたちは疲れ、
  しわがれ、息もつけない――それでもわたしたちは幸福なのだ!

[Prison Version]

18 :名無しさん :2009/12/31(木) 18:44 ID:Ke3kC2yk
マイケルの時長期アク禁だったからね

19 :アク禁 :2010/04/03(土) 04:36 ID:ifcb.hu2
Beim Einzug in ein neues Haus  新しい家に入るに際し  


母の胎内から来て
土の中で朽ちる定めをもって、
人間は不思議そうに立っている。
神々の追憶が朝の夢に軽く触れる。

それから人間は神を離れ、大地に向かい、
働き努める。あわただしい生活の
過ぎごし方と行く手とを恥じ怖れつつ、

家を建てて、それを飾り、
壁を塗り、たんすを満たし、
友だちと宴を祝い、そして
愛らしい笑う花を植える、門の前に。

20 :アク :2010/04/10(土) 04:22 ID:ONqC6I42

    春 

 
 太陽。溶け始めた、僅かに残る雪。
 すべての屋根から滴る水。
 こつこつとひびく靴の踵。
 濡れてきらきら光る道。
 高い柵のうしろにある、
 なかば追いたてられた鹿のような草・・・・・・


 空。降り下る、緩やかな、暖かい雨。
 わけもなく吠えたてる犬。
 ふわふわと風になびくコート
 笑い声のような、薄い服。
 子どもの手のなかに、少し湿った雪。
 目のなかに、最初のクローバへの憧れ・・・・・・


 春。木々は今ようやくすべての葉を落とし、
 どの潅木も新しい幸福の使者として、
 やさしく鳴りひびいているよう。
 そして、明日は燕も戻ってくる。

21 :名無しさん :2010/05/01(土) 17:29 ID:Ft/DJqWQ
問題に口を閉ざした時から終わりが近づくのだ

マーティン・ルーサー・キング牧師

私は同胞達に伝えたい。今日の、そして明日の困難に直面してはいても、私にはなお夢がある。
それはアメリカン・ドリームに深く根ざした夢なのだ。
つまり将来、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等である」というこの国の信条を真実にする日が来るという夢なのだ。
私には夢がある。ジョージアの赤色の丘の上で、かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が

私には夢がある。
今、差別と抑圧の熱がうずまくミシシッピー州でさえ、自由と正義のオアシスに生まれ変わり得る日が来るという夢が。
私には夢がある。
私の四人の小さい子ども達が、肌の色ではなく内なる人格で評価される国に住める日がいつか来るという夢が。

私には今夢がある!

いつの日にかすべての谷は隆起し、丘や山は低地となる。荒地は平らになり、歪んだ地もまっすぐになる日が来ると。「そして神の栄光が現れ、すべての人々が共にその栄光を見るだろう。」

これが私達の希望なのだ。
この信仰をもって私は南部へ戻って行く。
この信仰をもってこそ絶望の山からも希望の石を切り出すことが出来るのだ。
この信仰をもってこそ私達は祖国にうずまく不協和音を人類愛のすばらしい交響曲に昇華することが出来るのだ。
この信仰をもってこそ、自由がいつか来るのだということを信じながら、私達は共に働き、共に祈り、共に苦しみ、共に投獄され、共に自由のために立ちあがることが出来るのだ。
そしてその日が来れば、その日が来れば神の民はみなおしなべて、新しい意味をこめて歌えるのだ。
「我が祖国よ、美しい自由の国をたたえ私は歌う。父が骨を埋めた国、開拓者の誇りとする国。すべての山々から、自由よ鳴り響け」と。

真にアメリカが偉大な国となるためには、これが実現しなければならない。

22 :KAZE :2010/05/08(土) 17:32 ID:w4ci9ajs
「アソランドウ」のエピログ    ロバート・ブラウニング

みんなが寝静まった真夜中に、もし君がふっと思い出に耽り、
  かつて君を愛し君に愛された僕というが男が死んで、
墓場の下にいることに、――愚かな連中言わせれば――
死の虜囚となっていることに、思いをはせるとしたら、
  僕を哀れと思うか?


あんなに愛し愛された友人同士だったのに、誤解も甚だしい!
  僕が地上に生きていた時、怠け者や泣き虫や
女々しい奴とはおよそ無縁だったはずだ。志も力も望みも
ない奴のように僕が愚痴を零したことが一度でもあったか?
  僕という人間を、――何だと思っているんだ?


僕は、敵に背を向けることなく胸をはって邁進、暗雲に
  閉ざされても晴れることを疑わず、正義が敗れても悪が
勝つとは夢想だにせず、斃れるのは再起するため、敗れるのは
よりよき戦いを戦うため、眠るのは目覚めるため、と
  固く信じていた男だ。


哀れむのは真っ平だ! みんなが働いている昼間に、もし、
  死んだ僕のことを思い出したら、心の中で激励してくれ!
胸と背それぞれの方向に向けて前進しろ、と言い、さらに、
叫んでくれ、「戦え、勝つんだ!成功を祈る!奮戦し、
前進せよ、この世と同じくあの世でも!」と

23 :名無しさん :2010/05/17(月) 11:52 ID:3KjnqCnU

 おお、この身とこの命よ!

 いくたびも思い悩むこの疑問

 信仰のないものが長蛇の列をなし

 都会は愚者であふれんばかり

 どこに美点があるというのか?


 おお、この身とこの命よ! 

 答はひとつ

 きみがそこにいるということ

 命が息づき、この身がまさしく存在するということ

 壮麗な芝居がつづけられ

 きみもそこに一篇の詩を寄せることができるということ



 「きみもそこに一篇の詩を寄せることができるということ」


 「諸君の”一篇の詩”はどんなものになるのだろう?」

24 :名無しさん :2010/05/25(火) 00:51 ID:We1hiUaA

     春  

 私たちがいま春とともにあると思うのは
 ほのかな新しい光がさしてきたからではない
 それはむしろ澄みわたった庭園の道のうえで
 たわむれているおだやかな陰影のせいなのだ
             カゲ

 陰影は庭を私たちのものにしてくれる
 いま始まった変容のなかで
 私たちが既に予めもっと変化した自分を見出すとき
 私たちの驚きを木の葉の影がしずめてくれる

25 :名無しさん :2010/05/30(日) 18:25 ID:0NDEiWig
J・F・ケネディ が1961年にマサチューセッツ州の州議会で行ったスピーチ


 多くを与えられている者には多くが要求される。そして何時の日か歴史という高貴な裁きの場で我々が国家に対するつかの間の奉仕においてどれだけの責任を果たしたのかが問われるであろう。
その時4つの疑問に対し我々がどう答えるかで審判が下されるだろう。

 第1に、真の勇気があったか。その勇気とは単に敵に対するものでなく必要とあらば仲間に対しても立ち向かうことのできる勇気であり、公のプレッシャーだけでなく私的な欲望にも立ち向かえる勇気である
 第2に、われわれには真の決断力があったか。未来と過去を真正面から見つめ、自らの過ちを認め、自分達の知識の限界を知り、それを認める英知があったか。
 第3に、われわれに真の尊厳があったか。自らの信念を貫き通し、人々の信頼を裏切らなかったか。政治的野望や金銭的欲望のために神聖なる任務を汚さなかったか。
 最後に、われわれは真に国家に献身したか。名誉や特定の人間やグループに妥協せず、個人的恩義や目的の為に道を曲げず、ただひたすら公共の為、国家の為に身を捧げたか。

 勇気、判断力、尊厳、そして献身・・・これら四つの要素が私の政権の活動の基準となるであろう。
 恭謙の念をもってこれからの任務につくにあたって、私は神の助けを求めたい。
しかしこの地上では神の御意志はわれわれ人間が実行に移さねばならぬということを心に刻んで、私はこの厳粛な旅に向かう。あなた方の支持と祈りをお願いしたい


26 :名無しさん :2010/06/05(土) 08:32 ID:JmYr2O8Q

  Der Blinde   

ごらん 彼が歩いて 自分の暗いところのない
都市を中断していくのを
それはまるで明るい茶碗を横ぎって
ひとすじの暗い亀裂が走っていくようだ  そして一枚のかみの上にのように

かれのうえには事物の反射がえがかれているが
彼はそれを自分の中へ受け入れはしない
ただ 自分の触覚だけが動いている
まるで世界を――静けさや 抵抗を

小刻みな波のうちに捉えているかのように――
彼は待ちながら 誰かを選ぼうとしているかのように見える
そして身を奉げたように 片手をあげる
ほとんど厳かに まるで結婚するかのように

27 :名無しさん :2010/06/13(日) 12:03 ID:.BM95w9o

     予感


 私は旗のように遠方に取り巻かれている
 下のいろいろな事物がまだ身じろぎもしないのに
 私は吹き寄せる風の予感し、それを生きなければならない
 扉はまだおだやかに閉じ、埃りも重たくつもっている

 そのとき私はもう嵐を知って 海のように騒めいている
 私は身をひろげたり 自分の中に落ちこんだり
 身を投げだしたりして たった孤り
 大きな嵐のなかにいる

28 :名無しさん :2010/06/20(日) 13:34 ID:TbpoDSiQ
  Er ging im Dunkel  彼は闇の中を歩いた  

彼は、黒い木立のかさなる影が
彼の夢を冷すやみの中を好んで歩いた

だが、彼の胸の中には、光へ、光へと
こがれる願いが捕えられて悩んでいた。

彼の上に、清い銀の星のこぼれる
晴れた空のあることを、彼は忘れていた。

29 :king of pop :2010/06/24(木) 16:38 ID:GAQjgv6E

 喜びをもって


喜びをもって……
  
ただひたすらに感情を爆発させようとする、
  燃え上がり、陶然としている一連の人々……

喜びをもって……

  わたしたちの内部に貯えられたエネルギーはすべて、
  この歓呼、歌、ステップで使い果たされる――

  周りで見物している人にとっては、この踊りは無秩序な叫び、
  足踏みとしかみえないかもしれない。

  しかしわたしたちにとっては、これはわたしたちの生活、
  わたしたちの願いのシンボルなのだ――

  《 あらゆる領域で自由を! 》

  そして、始めはゆるやかに揺れ――ぶらり、ぶらり――
  突然、踊りは解き放たれ、嵐のようにすべてをひっさらっていく……

  わたしたちはみんないっしょに笑い、歌い、歓声をあげる――
  そして踊りに踊る――息が絶えてしまいそう……

  ようやく、このもつれ合いは解きほぐれる。わたしたちは疲れ、
  しわがれ、息もつけない――それでもわたしたちは幸福なのだ!

30 :2年目 :2010/06/25(金) 11:29 ID:w5aHwZb2
けれども
いまごろ ちゃうど おまえの年ごろで
おまえの素質と 力をもってゐるものは
町と村との一万人の中に おそらく5人はあるだろう
それらのひとのどの人も
またどのひとも
五年のあひだに
それを大抵無くすのだ
生活のために けずられたり
自分でそれを なくすのだ

すべての才や
力や材といふものは
ひとにとどまるものではない
ひとさへひとにとどまらぬ
おまへのいまのちからがにぶり
きれいな音の正しい調子と
その明るさを失って
ふたたび回復できないならば
おれはおまへを
もう見ない

なぜならおれは
すこしぐらゐの仕事ができて
そいつに腰かけてるやうな

そんな多数をいちばん
いやにおもふのだ

みんなが町で暮したり
1日あそんでゐるときに

おまへはひとりで
あの石原の草を刈る

そのさびしさで
おまへは
音をつくるのだ

多くの侮辱や
窮乏の
それらを噛んで
歌ふのだ

ちからのかぎり
 そらいっぱいの
    光でできた
  パイプオルガンを弾くがいい。

31 :名無しさん :2010/07/03(土) 07:53 ID:xWiMx/Go

イギリスの人びとへ


     1 
   
 イギリスの人びとよ、なぜ君たちは
 君たちを辱める貴族どものために耕すのか
 なぜ 君たちの暴君どもが着る
 華美な衣装を あくせくと織るのか

     2 

 なぜ君たちは 揺りかごから墓場まで
 君たちの汗をしぼりとろうとする――いや
 君たちの血を吸う あの恩知らずの
 のらくろどもを 食わせ 着せ 助けるのか

     3

 なぜ イギリスの蜜蜂たちよ
 武器やくさりや むちを たくさん鍛えるのか――
 これら 針ももたぬ雄蜂のようなのらくろどもに
 君たちが苦労のすえ生み出したものを強奪されるのか

     4

 君たちには 閑暇 慰め 静けさ
 隠れ家 食べるもの 愛のやさしいいたわりがあるのか
 それとも 君たちが苦痛や恐怖をもって
 そんなに高価にあがなうものは 何なのか

32 :名無しさん :2010/07/03(土) 07:54 ID:xWiMx/Go

     5

 君たちがまく種子を 刈るのは ほかのやつら
 君たちが探し出す富を 手にするのは ほかのやつら
 君たちが織る服を 着るのは ほかのやつら
 君たちが鍛える武器を 手にするのは ほかのやつら

     6

 種子をまけ――だが、暴君には刈らせるな
 富を探し出せ――だが、ペテン師の手にわたすな
 服を織れ――だが、のらくろどもには着せるな
 武器を鍛えろ――だが、君たちを守るためなら

     7

 君たちの穴蔵へ 巣へ 小屋へひっこめ
 君たちの飾りたてた広間には ほかのやつらが住む
 なぜ 君たちの造った鎖を振りまわすのか
 君たちの鍛えた剣が 君たちの上にひらめくのを見るだろう

     8

 すきとシャベルと くわと機をもって
 君たちの墓地をかこい 墓をたてよ
 そして 君たちのかたびらを織りつづけるがよい
 美しいイギリスが君たちの墓場となるまで 

33 :名無しさん :2010/07/03(土) 07:59 ID:xWiMx/Go

     想いはひとり浮んで消える    


  想いはひとり浮んで消える
    想いをひめた うたのことばは
    夜あけの空の 月かげのように消える

  想いはうつくしく 想いはかわらずにある
  星空を 真珠のように 織りなして!

34 :名無しさん :2010/07/07(水) 15:37 ID:JuDTbd6k

ロバート・ケネディの演説より

(アメリカで私たちが必要としているのは分離ではありません。
憎しみでもありません。
そして、暴力や無法ということでもなく、愛であり、知恵であり、互いに対する同情であり、
そして、まだこの国で苦しんでいる人に対して感じる正義の感情なのです、
彼らが白人だとか、黒人だとかにかかわらないのです)


(私たちは、神の下に、法の下に、政府の下に、人間が平等であるということを理解しなければなりません。
私たちはそれが経済的によいから、そういう理由で支持するのではなく、神や人間の作った法だからといって、
それで支持するのではなく、人々が望むからそうするのでもありません。

私たちはそうしなければならないのです、なぜならそれが正しいという唯一で最大の理由からです)



「If we don't do it, nobody is going to do it. If educated people don't do it noboby is going to do it.」

(私たちがやらないのなら、誰もやりません。教育を受けた人間たちがやらなければ誰もやりません)

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