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黒田七重さん「100年間、生きる家」

1 :名無しさん :2006/03/11(土) 19:20 ID:BwN37XmU
<欠陥住宅の会>代表が”100年生きる家”公開 北海道

 市民団体「欠陥住宅を考える会」代表の黒田七重さん(80)が
「100年間、生きる家」を北海道北広島市に新築し、公開している。
欠陥住宅に苦しんだ経験から同会を創設して25年。
80歳になってようやく手にした25年越しの“理想の家”だ。
リフォーム詐欺、耐震データ偽造など、住宅問題は後を絶たない。
黒田さんは「家選びの教材として自宅を見にきてほしい」と呼びかけている。
 窓の多い三角屋根のこぢんまりした家。木造平屋約60平方メートル。
柱やはりには、道産材のカラマツ、トドマツなどを使い、木のぬくもりが伝わる。
それが黒田さんの新居だ。
 81年に同市に購入した一戸建ては、壁がはがれ、床が落ち込んだ。
建築業者を訴え、手抜き工事を認めさせたが、建て替え費用は賠償させられなかった。
「欠陥住宅の被害は、資産価値を失うだけではない。精神被害なんです」と黒田さんは言う。
 被害者の会として発足した同会には現在、約80人が所属する。
月に一度の勉強会のほか、欠陥住宅相談も受け付ける。
結露、雨漏り、シックハウス……。数え切れない被害者の悲鳴を聞いた。
黒田さんは「業者に建築を一任してはだめ。勉強して悪いところは指摘しないといけない」と強調する。
 「高断熱・高気密の暖かい家」といった住宅広告に踊るあいまいな宣伝文句を否定し、
具体的に数値化した「温熱環境性能保証」を提唱する。
室内から暖かい空気をどれだけ逃がさないかを示す気密性能は、
1平方メートルあたり0・7平方センチに設定。熱損失係数や換気なども細かな数値を設けた。
いずれも建築業者と契約を結ぶ際の目安になる。
 黒田さんは新居の壁に、室内外の空気を通さない「ポリフィルム」をすき間なく張り、室内の気密を高めた。窓の床下に暖房器具を入れ、結露の発生を防ぐ仕組みをつくった。「温熱環境保証を順守した気密性の高い構造が、家の健康を維持するには不可欠」と黒田さんは話す。
 新居は同市栄町2。毎週日曜午後1〜5時に公開している。希望者は事前予約が必要。
問い合わせは同会事務局(011・372・4179)。【水戸健一】
(毎日新聞)

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